2008年07月03日
小さな仲間②

ドラグノフ
大胆な肉抜きをされたストックなど、西側のセミオートスナイパーライフルと比較してスリムなデザインが特徴で、軽量で運搬性なども考慮に入れられている。ソ連が第二次世界大戦時の市街戦における狙撃手の有効性を知ったことから開発された。
遠距離の精密狙撃能力よりも、市街(100mから400m)での即射性を優先した造りとなっている。アメリカ軍がベトナム戦争頃から使用しているM24対人狙撃銃(レミントンM700の軍用版)などの狙撃銃は、スコープの使用が前提で金属製照準器が省略されているが、ドラグノフには備えられており、近距離での照準や光学照準器を破損した場合に対応できる。こうした特徴から、ドラグノフは選抜射手が用いるマークスマン・ライフルに近い性質も持つ。
長期的な酷使を前提としてAK-47を参考に作られたため、部品数は少なく、頑丈で信頼性が高い。しかし、AK-47とはガスチューブの形状などが異なり、部品に互換性はない。開発当初モシン・ナガンM1891/30が現役だったため、それと弾丸を共通させるという意味からPK汎用機関銃とも共通の7.62mm×54R(Rは「Rimmed」もしくは「Rossiyan」の略)を使用する。ガスシステムは腐食を防ぐためにクロムでメッキ処理されている。
Wikipediaより抜粋